地域包括支援センターにズームイン!!!
地域包括支援センター
高齢者が住み慣れた地域で生活できるように、
介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。
熊本市高齢者支援センター ささえりあ武蔵塚
居宅介護支援事業所とは2か月に1回の会議を実施- ・龍田校区
- ・武蔵校区
- ・弓削校区
- ・龍田西校区
- ・楠校区
- ・楡木校区
地域とつながり、地域の特性を
活かした高齢者支援ヘ
熊本市北区の『ささえりあ武蔵塚』は、龍田、武蔵、弓削、龍田西、楠、楡木の6つの校区を担当する熊本市高齢者支援センター。市内で2番目に65歳以上の高齢者数の多い地域で、現在13人の専門職のスタッフが活動しています。
「日本全体で高齢化が進み、介護保険制度ばかりでは補えないところもあります。地域で支える、地域で見守ることが重要であり、私たちは地域とともに活動することに力を入れています」と、生活支援コーディネーターの一安明子さん。スタッフ全員で介護や介護予防、保健福祉サービス、生活支援などの相談窓口としての業務に加え、自治会や民生委員、社会福祉協議会との会議にも参加。また、医療・介護事業所との連絡会を定期的に開催するなど、地域と連携した支援活動を続けつつ、現状や課題などを把握し、地域資源の発掘にも努めています。
昨年度は、「地域サポーター養成講座」として「地域福祉創造塾(カフェ)」を開催。講座は6回でフレイル予防や認知症、介護保険制度などの理解を深め、高齢者や困った人を自発的に応援する人を増やすことを目指し、誰もが住み慣れた地域で安心した暮らしができるようみんなで考えました。「全講座を受講した方には地域サポーター認定書を授与しました。さっそくサポーターの方が新しいサロン活動やお抹茶講座を開かれる予定です」と一安さんは、地域で支えるという意識の広がりに喜びを感じているそうです。
楠校区では「チームオレンジ」という認知症になっても安心して暮らし続けられる地域づくりのための具体的な活動も始まり、今後は住民はもちろん地元の企業や商店、医療や介護関連施設へその輪を広げていく予定です。「銀行や郵便局なども協力いただいて、認知症の方の相談の糸口になったりしています。もっと多くの企業や商店の皆さんにも知っていただき、みんなで支えあう温かな町を目指していけたらと思います」
このような積極的な活動が、地域の重層的な支援につながり高齢者が安心して暮らせる町へと押し上げていくのでしょう。
地域サポーターとして活躍したい方もご相談ください
