その人らしく住み慣れた地域で
健康で安心して暮らせる社会へ

高齢者一人ひとりが生きがいと尊厳を持って、その人らしく健康で安心して暮らすことができるよう、熊本市は「くまもとはつらつプラン」高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を策定しています。
その取り組みについて、熊本市の高齢福祉課の有馬正英さんにお話を伺いました。

熊本市高齢福祉課 有馬 正英さん
熊本市高齢福祉課
有馬 正英さん

その人らしく住み慣れた地域で
健康で安心して暮らせる社会へ

高齢者一人ひとりが生きがいと尊厳を持って、その人らしく健康で安心して暮らすことができるよう、熊本市は「くまもとはつらつプラン」高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を策定しています。その取り組みについて、熊本市の高齢福祉課の有馬正英さんにお話を伺いました。

熊本市高齢福祉課 有馬 正英さん
熊本市高齢福祉課
有馬 正英さん

2040年の高齢化率は33.1%元気高齢者が活躍できる社会へ

熊本市の高齢者は2000年の10.6万人から2020年19.3万人と、約1.8倍に増加しています。2040年には約23万人となって高齢化率は33.1%までになり、特に75歳以上の高齢者数の急増も予想されています。市では「高齢者の人権と自立が尊重され、みんなで支え合いながら、住み慣れた地域で健康でいきいきと、その人らしく安心して暮らせる社会」を基本理念にさまざまな取り組みを行って、65歳以上の高齢者に対して元気な高齢者の割合が約78.46%となることを目標としています。元気な高齢者とは要介護・要支援の認定を受けていない方です。地域における活躍の場の創出、趣味や学習を通じた交流の拡大などの生きがいづくり、フレイル予防や介護予防などの健康づくり、自立生活支援、住まいの確保、認知症の人の支援など、多角的な施策を講じながら高齢者が安心して暮らせ、活躍できる社会を目指しています。


出典:
「くまもとはつらつプラン」
熊本市の高齢者数と高齢化率推移

地域で自主的に行う健康づくりや介護予防

高齢者が活躍できる多様な社会参加の機会を作り、また健康づくりや介護予防を地域で行い、みんなで支え合う取り組みも推進しています。

その一つに「くまもと元気くらぶ」という活動があります。介護予防を目的に住民主体で集会所などの身近な場所に集まり、仲間と一緒に運動などを継続的に行う活動です。参加者の半数以上が65歳以上で10人以上のグループであることなどいくつかの要件をクリアすれば、活動支援が受けられます。その「くまもと元気くらぶ」の活動を広げるためにリーダとなる「介護予防サポーター」の養成も毎年おこなっており、地域住民や元気な高齢者がサポーターとなって、積極的に健康づくりに取り組むことを目指しています。

また、コロナ禍においてなかなか集まりにくいという状況を踏まえて、自宅でできる筋力アップ運動も促進しています。運動内容を紹介した運動手帖を配布しているので、ぜひそれを利用して自宅で運動してみてください。継続すれば粗品がもらえるなどの楽しみもあります。


「元気クラブ」北万石の活動の様子

飽田筋トレクラブAの活動の様子
自宅でできる筋力アップを紹介

も~ういっちょ運動手帖

な~んなっと運動手帖

認知症は身近な病気地域の理解と支援を

 高齢者の増加とともに認知症の増加も避けられない課題です。熊本市の認知症高齢者数は2020年の約3.5万人から団塊の世代と呼ばれる人たちが75歳以上となる2025年には約4.2万人となり、高齢者の5人に1人が認知症になると推計されています。もはや認知症は身近な病気で誰にでも起こりうるといえます。認知症に対して正しい知識と理解を持ち、地域で支え合うことが求められます。その一つに「認知症サポーター」の取り組みがあります。認知症の人や家族に対して、温かい目で見守る応援者「認知症サポーター」を全国各地で養成して地域で支援する活動です。地域や企業、学校などで講座(無料)が開催され、受講後には「認知症の人を応援します」という意思を示す認知症サポーターカードが渡されます。なんと熊本県の人口あたりの認知症サポーター養成率は全国一位です。各地域で小中学生による高齢者宅訪問活動、高齢者の声掛け活動など、認知症サポーターによる活動が広がっています。

認知症の推移上段は認知症有病率が一定の場合、下段は上昇する場合の推計
出典:
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働省科学研究費補助金特別研究事業 九州大学二宮教授)による速報値。熊本市分は、内閣府作成資料を参考に独自作成(実測値と異なる)。
取 材 協 力
熊本市高齢福祉課
☎096-328-2963