介護の世界介護の世界

医療ソーシャル
ワーカーへ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で    
積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

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医療ソーシャル
ワーカーへ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

一般社団法人 熊本県医療ソーシャルワーカー協会 会長 久保茂樹さん

一般社団法人
熊本県医療ソーシャルワーカー協会

会長 久保 茂樹さん

患者や家族が安心して療養するために生活相談から退院後の社会復帰まで多様にサポート

『熊本県医療ソーシャルワーカー協会』は、医療・保険の分野で働くソーシャルワーカーで構成された職能団体です。1963(昭和38)年に熊本県医療社会事業協会を結成し、1986年に現在の名称に変更して60周年を迎えました。現在約320人の会員とともに活動しています。

医療ソーシャルワーカーは保健医療機関において、患者さんやそのご家族の方々が抱える生活課題に対し、社会福祉の立場から支援を行う仕事を行っています。多くは社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を有しています。仕事の内容としては、傷病や障害がもたらす生活の困難や精神的不安、社会的役割の不全などの問題に対し、医師や看護師などの医療従事者をはじめ、院外の関係機関とも連携を図りながら、問題の緩和・解決に向けて取り組んでいます。入院期間中だけでなく、退院後の社会復帰などに向けた支援も行います。

患者さん個々が抱える問題は決して同じものはなくさまざまです。それらをいかに適切に対応していくかは大変難しく、医療ソーシャルワーカーとしての能力が求められます。大切なのは患者さんに寄り添いその方が置かれている状況や生活背景を汲み取り、患者さんとともに解決策を見つけていくことだと考えています。

これからますます少子高齢化が進み、医療ソーシャルワーカーのニーズは高まると考えています。それと共に担い手不足も近々の課題でもあります。当協会としては若い世代に私たちの仕事に興味をもってもらうこと、また現場で働く医療ソーシャルワーカーのスキルアップを目指すことを当面の目標としています。現在、県内の大学と連携して研修を行ったりSNSを使って協会活動を周知したりと、多くの人に理解を深める活動を続けています。また会員に対しては定期的に研修会や渉外活動を行い個々の能力を高め、協会全体のレベルアップを図っています。また災害支援を始めガン患者さんを支援するチャリティ活動など、地域貢献も積極的におこなっています。これからも熊本県のより充実した医療・福祉の実現に向けて、当協会もその一端を担って活動して参りたいと考えています。