地域連携室にズームイン!!!
地域連携室
患者の医療機関への支援から、在宅介護・施設介護はじめ、
行政や福祉に係る多くの施設を繋ぐ「総合支援窓口」です。
熊本機能病院 の 医療連携部
医療連携の深化で切れ目ない
医療と福祉のサポートを
熊本機能病院は、地域の中核病院として24時間体制で救急医療からリハビリテーション医療、在宅医療までの一貫した医療サービスを提供しています。医療連携部には、保健師1名、看護師3名、ソーシャルワーカー13名の計17名のスタッフが所属。患者さんの急性期から回復期、退院後の生活の後方支援まで、地域の医療機関と連携を取り、支援をする役割を担っています。「患者さんの中には、脳卒中や骨折などが原因で日常生活に介助や、車椅子などの福祉用具が必要になるなど、その後の生活が一変されるケースもあります。患者さん自らが病気を乗り越え、生活を立て直せるよう、これまでの生活や、これからの暮らしの希望や想いを伺い、他職種からも病状などの情報を収集、整理し、患者さんと退院後の生活について考えていきます。生活環境の整備や介護福祉サービスの利用なども視野に入れ、関係機関と連携を図り、様々な角度からのサポートを心がけています」と医療連携部主任の中島一貴さんは話します。
熊本機能病院では、患者さんが安心できる医療・福祉サービスを提供できるよう「地域との連携」を大切にしています。「私たちが大切にしている事は、患者さんの病態に合う医療サービスの提供と、ご本人の意思や声に耳を傾け、意向に沿った生活へと向かう支援をする事です。そのためには、連携機関との細やかなコミュニケーションが大切になるので、交流や情報発信なども力を入れています。」と中島さん。「医療連携部では広報誌「SCRUM」を年3回、連携機関へ配布して医療連携部の情報発信をしています。他にも、連携機関の皆さんに病院の取り組みを紹介し、ざっくばらんに意見交換と交流を図る「連携のつどい」も年に2度実施しています。地域の中の社会資源の一つとして当院を活用していただき、お互いの親睦を深めることで「顔の見える連携」を掲げながら患者さんに切れ目ない医療と福祉を提供していければと思っています」とも話してくれました。