地域包括支援センターにズームイン!!!

地域包括支援センター

高齢者が住み慣れた地域で生活できるように、
介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。

熊本市地域包括支援センター ささえりあ尾ノ上

ささえりあ尾ノ上スタッフのみなさんささえりあ尾ノ上スタッフのみなさん
担当校区
  1. ・尾ノ上校区
  2. ・東町校区 
  3. ・健軍東校区
  4. ・山ノ内校区
  5. ・月出校区 

高齢者が役割を
持てる地域づくりへ

「ささえりあ尾ノ上」は東区の尾ノ上、東町、健軍東、山ノ内、月出校区を担当する地域包括支援センターです。社会福祉士や保健師、主任介護支援専門員、生活支援コーディネーターなど12名のスタッフで、地域の皆さんのご相談に応じています。尾ノ上地区は65歳以上の高齢者人口の増加が著しく、あと数年で12,000人近くになると見込まれています。ささえりあ尾ノ上では、増え続ける高齢者が地域と関わりながら住み慣れた地域で元気にいきいきと暮らせるよう新しい試みにも積極的にチャレンジしています。

東区は『地域力パワーアップ大作戦』という行政、地域、企業が一緒になって地域の困りごとを解決し、地域活性化に繋げようというプロジェクトに力を入れています。ささえりあ尾ノ上のスタッフもプロジェクトの参加企業と、東区の公共施設の車輪止めを塗る活動を昨年からスタートしています。「アスファルトと同じ色をした車輪止めが見えづらく、事故や転倒が増えているという事例からスタッフが発案した事がきっかけでした。塗料の提供と塗り方の指導を地域企業からレクチャーしてもらい、塗る作業にも企業の方が一緒に参加されています」と管理者の岩木さん。「この活動を通して地域課題への問題意識と地域への思いなども共有できました。今後は、車輪止めを塗る作業などを、地域の高齢者から参加者を募り、役割を持ってもらう事で『高齢者のいきがい』につなげていけたら」と話します。

ささえりあ尾ノ上では、他にもZoomを使ったオンライン交流サロン「通いの場」を2週間に1回開催しています。コロナをきっかけに外出が難しい方へ「つながり」の選択肢を増やす取り組みで、東区の福祉関係の8つの事業所が協力し体操教室などのコンテンツをオンライン開催しています。また、多世代間の交流活動として、地域の小中学校へ出向いての「認知症サポーター養成講座」にも力を入れています。「高齢者人口が増えていくこの地域では、多世代間の交流はとても大切になっていきます。高齢になっても地域の中で自分自身で「できる事や役割」を持ち続け、たくさんの人と関わりながら地域づくりを一緒に取り組んでもらえるように働きかけていきたい」と話してくれました。

車輪止めを塗る活動車輪止めを塗る活動